三ヶ月前から、愛ちゃんは婦警さんになりました。朝晩のパトロールを欠かしません。人間の監視も熱心です。縄張りに侵入した小さな羽虫も逮捕できました。
なぜ、彼女が熱心に犯人を追いかけまわしているかというと、妹が見つけてきた首輪が、警察官の制服風のデザインだからです。
生地は濃紺。左右に襟に、白いラインが入っていて、本物のお巡りさんのようでユニークです。おまけに名札として、金メダルも授与されていますし。
しかし筆者は、つい最近まで、猫ちゃんの首輪反対派だったのです。

●首輪に賛成ではなかった理由

先代猫のニャーリンは、我が家に来たときに深紅の首輪をしていました。雪色の体に緋色の首輪のコントラストは鮮やかで芸術的です。ところが、大正生まれの祖母が深刻な顔で「木に引っ掛けて首吊りになるかもしれん」とはずしてしまいました。 
以来、猫ちゃんに首輪をつけるのは危ないし、束縛するようだと敬遠していたのです。

●首輪は安全

けれども、高齢になったニャーリンが家に帰れなくなるかもしれないと、考えて、名札をつけることにしました。
ペットショップでプレートと一緒に首輪を選んでいると、店員さんが近づいてきます。失礼を承知で「危険ではないですか」と尋ねてみました。
「いつの時代の話ですか。今は安全装置がしっかりしていますから、もしも、どこかに絡まったとしても自然にはずれます。だから大丈夫ですよ」と、明るく言われてほっとしたものです。

●猫ちゃんの個性と首輪

晩年、ふたたびニャーリンは、赤い首輪を身につけます。ラインストーンが散りばめられた一本は、おっとりとした優しい雰囲気を引き立てていました。
一方、お転婆キャットの愛ちゃんは、遊び心まんさいの首輪が似合います。警官になる前は、フラメンコダンサーさながらのフリルとリボンをあしらった派手なタイプを。また、その前は頭の黒い模様に合わせて、黒ベースに大ぶりの金色のベルがついたものを購いました。
猫ちゃんの「毛なみ」や「瞳の色」に合わせて、いろいろとおしゃれができるとおもうとテンションがあがりますよね。

予断ですが、筆者が今も携帯電話のストラップにつけている鈴は、最期にニャーリンがしていた首輪からはずしたものです。ケータイに触れるたびに、ニャーリンと過ごした楽しい時間を思い出します。

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有友紗哉香

有友紗哉香

投稿者プロフィール

一九八二年 岡山県玉野市生まれ。 同市在住。
歌誌「短歌人」に「有朋さやか」の筆名で、毎月出詠中。

はじめての猫は、ジャパニーズ・ボブテイルの「ニャーリン」。
現在は、アビシニアン風のミックスキャット「愛」と同居しています。
ちなみに、有友が、愛ちゃんを飼っているのではなく、あくまでも、猫さんに飼ってもらっていると信じている、駆け出しライターです。

ブログ:山あり谷なしの読書体験記

http://yamaaritaninasi.seesaa.net/

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