猫のTNR・助成金

◆猫のトラブル◆

いわゆる野良猫……とは、飼い主が存在しない、屋外で生活している猫のことです。野良猫の存在は、ときにトラブルになります。猫が人家の庭に入ったり、その庭が猫の「トイレ」になったりするからです。猫がゴミをあさる、などということも起こります。猫は、悪くありません。必死で生きているだけです。でも、猫好きではない人からすれば、野良猫の存在は迷惑であり、トラブルの元になるのです。

◆行政による解決策◆

猫が好きではない人が猫を「迷惑だ」と思うとき、トラブルが表面化します。そんなトラブルを解決するため、行政が解決策のひとつとして導入しているのが「不妊手術への助成金」です。地方自治体の事業として、地区の獣医師と連携して、飼い主の存在しない「野良猫」の不妊手術を推進し「無秩序な繁殖」を防ぐ、というものです。

◆助成金が支払われる条件◆

私自身も、近所の外猫を対象に「TNRに挑戦」したのですが、その際には地元の助成金を利用しました。私の住んでいるところでは、助成金申請にいくつか条件がありました。住民であること、そして「近隣や獣医師に迷惑をかけないこと」、さらには「手術後の猫の面倒を見て、トラブルに責任を持つこと」などです。これらに対して誓約し、申請書類を提出して提携獣医師のもとで猫の不妊手術をすると、助成金が出る、という仕組みでした。

◆助成金の金額や支払い◆

では、飼い主の存在しない猫に実際に不妊手術を施したら、具体的にいくらの助成金が出るのか。私が住んでいるところでは「オス猫2000円」「メス猫4000円」でした。手順としては「1.役所へ助成金の申請申し込みをする」「2.申請が承認されたら通知を受け取り、自治体と協力する獣医師のもとで、定められた期間内に手術をする」「3.手術後、費用の明細とともに所定の書類を提出」「4.助成金が支払われる(指定した口座に振り込まれる)」といった流れでした。猫という愛しい存在がトラブルの元にならないよう、そして、消される命がひとつでも少なくなるよう、公的な仕組みも利用して「TNR」に挑戦! 私は経験して、よかったなと思っています。「もし身近に猫のトラブルがあるのなら、考えてみてほしい」と思います。

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竹内緑水

竹内緑水

投稿者プロフィール

編集・ライティングの仕事13年目のフリーランスライター。猫と一緒に暮らして6年目の猫好き。仕事も猫も生きがいです。猫の専門家ではありませんが、友人知人に「あの人といえば猫好き」といわれるくらいには猫を愛していますので、猫の情報を集めるのは得意です。編集者・ライターは情報を整理してわかりやすく伝えるのが使命。たくさんの方に猫と暮らす素晴らしさと猫関連の役に立つ事柄をお伝えできたらと思っています。

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