元・公園のボス猫をうちの子に

◆公園で暮らす猫たちの中に、その子が◆

私の家に、はじめて「うちの子」としてやってきたのは、元・公園のボス猫です。ボランティアの方に餌をもらって外で暮らす「地域猫」でした。十数匹の猫がお世話されているビジネス街の公園のボスで、オスのキジ白猫。年齢不明。見た目はかわいらしく若々しいけれど、後に獣医さんのチェックを受けた際に「もう、相当のおじいさん猫です」といわれました。公園のベンチはビジネス街の人々の憩いの場です。キジ白猫は、とっても人懐こくて人気者でした。

◆すりすり、ゴロゴロ、膝にも乗る◆

私の当時の仕事場が、その公演の近くでした。そしてキジ白猫に出会い、ほとんど「一目惚れ」してしまいました。猫が大好きだけれど家が賃貸だから飼えない……、という状況だった私は、キジ白猫に会うために公園に通いつめます。外にいる猫なのに、人慣れしているのが、この子の特徴。見た目もかわいいのですが、ベンチに座る人達に「すりすり」と寄っていくし、なでてあげると「ゴロゴロ」いうし、しかも膝に乗って「抱っこ」までされてしまうのです!

◆公園の人気者が生きていられるのは◆

キジ白猫を通じて、猫を世話するボランティアの人にお会いしました。公園には木や花が植えてあり「自然」があるように思えますが、あくまでもそれは「人口」のもの。そこにいる猫は「野生」ではありません。人の手によって「捨てられ」たり「追いやられ」たりして、なんとか暮らせる場所で生きている子達なんです。人口の自然の中では、十分に食べるものさえありません。生きていられるのは、世話をする人、ボランティアさんがいるからです。

◆避妊・去勢手術をして餌を与える◆

キジ白猫を好きになって、私は「子の子をうちの子にしたい、猫を飼えるところへ引っ越そう」と決心。家族で話し合い、ボランティアさんにも相談しました。ボランティアさんは「引き取ってくれるのはとてもいいこと」と喜んでくれました。ボランティアさんに聞く、外猫を世話する事情のいろいろ。外にいる猫たちは、放っておけば生きるためにゴミをあさったりして人間から「害獣」扱いされます。交通事故に遭って命を落とす子もたくさんいます。そして避妊・去勢をしないと、どんどん増えて、人間に発見されやすい子猫のうちに「保健所に送られて」命を消されてしまうんです……。避妊・去勢をして餌を与えて見守る。ボランティアの活動によって、外にいる「飼い主のいない猫」が守られています。外にいる猫を見て「かわいいな」と思ったら、そこには、命を守る人の活動があるのを思い出してほしい、と私は考えています。

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竹内緑水

竹内緑水

投稿者プロフィール

編集・ライティングの仕事13年目のフリーランスライター。猫と一緒に暮らして6年目の猫好き。仕事も猫も生きがいです。猫の専門家ではありませんが、友人知人に「あの人といえば猫好き」といわれるくらいには猫を愛していますので、猫の情報を集めるのは得意です。編集者・ライターは情報を整理してわかりやすく伝えるのが使命。たくさんの方に猫と暮らす素晴らしさと猫関連の役に立つ事柄をお伝えできたらと思っています。

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